SNSで仲間をつくろう!

Twitter、Instagram 、YouTube、ブログ… SNSで仲間をつくろう!

不妊治療をしていて、「自分の気持ちを話せる人が周りにいない」という悩みを感じたことがある人も多いはず。そこでSNSで治療の状況や気持ちを発信する4 組に、上手な活用法や注意点を聞いてみました!

SNS発信者のオンライン座談会を開催しました!

くりのき夫婦さん(夫34歳・妻33歳) 夫のしんちゃんと妻のともちゃんで、夫婦の何気ない日常生活を配信していこうと2020年2月よりYouTubeをスタート。その一環で「オープンでポジティブな不妊治療」の様子もレポート!
発信SNS:YouTubehttps://www.youtube.com/c/Kurinoki25)、Twitter、Instagram
舞子さん(32歳)2017年に稽留流産をしてから妊活を始め、今年で3年。今月から体外受精を始めたところ。フルタイム
勤務をこなしながら、1歳下の夫と取り組む不妊治療の様子を半年前からツイッターでレポートしている。
発信SNS:Twitter(@gnbrmkrnmgrn)
レモンさん(40歳)不妊治療歴4年目。クリニックの転院を考えたのを機に、情報収集と自身の治療についての発信を兼ね
て約1年前からインスタを開始。今は地方から都内へ片道2時間半かけて通院中。
発信SNS:Instagram(https://www.instagram.com/lemon0701_smile
ポテ伊東さん(36歳)2018年から妊活を始めて、2019年から高度不妊治療へ。現在採卵3回、移植3回すべて陰性。自然
妊娠での稽留流産、不全流産それぞれ1回。今4回目の移植中。ブログは2019年からスタート。
発信SNS:ブログ(https://ameblo.jp/poteitou34/)、Instagram

まずはSNSにはどんなメリットがあるかを教えてください。

レモンさん:インスタはリアルタイムで情報が得られるのがいいですね。特に緊急で知りたいこととかを同じクリニックに通う人に聞けたり、その時はすごく迷っているけど、後に残したくないものとかはストーリー(投稿が24時間で消える機能)にアップすると、即返信をもらえて助かったことがありましたね。
舞子さん:私はツイッターをやっていますが、やる前は「孤独な戦い」で…。でも始めてからお互いフォローし合っている人たちに精神的に支えてもらうことが多いです。文字メインでサクッと投稿できるのもいいですね。高度不妊治療にステップアップした際に、フォロワーさんに通院頻度を教えてもらえて、とても参考になりました。
くりのき夫婦さん:ユーチューブで動画配信をしているのですが、コメントでいろいろな声を聞くなかで、共感できたり精神的に助けられることがあります。逆に私たちが発信することで誰かを勇気づけられていることもあるので、やっていて良かったなと思います。
ポテ伊東さん:ブログで治療のことを発信しています。昔から絵日記ブログを見るのが大好きだったので、私はブログにしました。治療内容がすごく難しいと感じたので、メモ代わりにブログに書くことで、よりわかりやすくなるかなということもあってやっています。

●書くことで情報や考え方を整理できるというのもありますよね。では逆にSNSで嫌な思いをされたことはありますか?

ポテ伊東さん:最初、コメントを開いていたんですが、なかにはご自身の考えをストレートに言ってくる人もいて、その意見に傷ついたりしていました。なので、コメント欄は閉じることにしたんです。そうしたことでブログをやることに対して、すごくストレスが減りました。

くりのき夫婦さん:そうなんですよね。いろいろな意見の方がやっぱりいて…。うちのコメント欄で、コメントしている人同士が意見の相違で言い合っているみたいなことがありました。

●主催者が傷つくこともありますが、コメントしている人同士でトラブルもありますよね。

舞子さん:私自身が気をつけないといけないなって思ったのが、偽の情報みたいなやつ。ツイッターの中で、「この人の栄養指導で妊娠しました」っていうアカウントがあったんですが、実は偽のアカウントだったんです。不妊治療をしてる人って藁にもすがる思いだから、なんでも飛びつきたくなりがちですが、SNSの中には信頼できない情報もあるので、気をつけようと思いました。

レモンさん:私もプロフやアイコンが何もない人はちょっと制限かけさせてもらっています。怪しいアカウントからの勧誘が多くて…。「妊活アドバイザー」系が多いですね。嫌というより困ります。

●自分を守る術をもっておいたほうがいいということですね。ほかにやっていて良かったことや困ったことはありますか?

ポテ伊東さん:前まで4人で仲良くしていた人がいたのですが、3人が同時期に妊娠したのに、私は流産。それ以来、連絡を取らなくなってしまって…。年賀状に「今年は会おうね」と書かれていると、もうちょっと説明するべきだったなとは思いました。少し罪悪感はあったんですが、会わないことでストレスは軽くなりました。

くりのき夫婦さん:妊活以外にも普段の生活も動画配信しているのですが、冷凍餃子の食べ比べみたいなネタの動画をアップしたら、コメントで「妊活されているなら冷凍食品ばかりでなく、食べる物に気をつけたほうがいいですよ」って指摘されて。そのタイミングで食べるものや食生活を見直しましたね。

●妊活ネタじゃない投稿で、妊活につながるきっかけがもらえたということですね。これから不妊治療にSNSを活用する人に、伝えておきたいことはありますか?

舞子さん:私は発言に気をつけています。たとえば体外受精で何個採卵できて、受精したかっていう「情報」も、治療がうまくいっている人、そうでない人では受け止め方が違います。全員に配慮するのは難しいですが、言い方には気をつけたいなと思っています。

レモンさん:地方だと入手できる情報も限られ、クリニックの選択肢も少ないんです。そのなかで3年間も治療したので、もっと早くにインスタで情報集めて転院していたらこんなに長い期間、治療がかからなかったかもって思っているので、積極的に活用できたらいいのではないかと思います。

●今日は治療しながらSNSを活用する魅力や注意点をリアルに伺うことができました。ありがとうございました。

 

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