管理栄養士さんが毎号のテーマに沿って考案する、旬の食材を使った簡単で美味しいレシピを紹介していきます。体は食べたものからできています。食べ物から栄養をしっかり摂って、妊娠に近づくための健康な体をつくりましょう!
暑い日のお手軽メニュー <サバ缶の冷や汁>
材料(2人分)
・サバ水煮缶…1/2 缶
・木綿豆腐…1/2 丁(150 g)
・きゅうり…1/2 本
・乾燥わかめ…大さじ2(約8 g)
・白ごま…少々
・大葉…4 枚
・みょうが…1 個
・おろし生姜…小さじ1
・水…300ml
・味噌…大さじ1
作り方
①きゅうりは薄い輪切り、みょうが、大葉は千切りにし水にさらしてあくを抜く。わかめは表示に従って水(分量外)で戻し、それぞれ水気を切っておく。
②ボウルに水、味噌、白ごまを入れて混ぜ、味噌が溶けたら、水気を切った豆腐とかるくほぐしたサバ缶(汁ごと)、きゅうり、わかめを加える。
③ ②を器に盛り、薬味をのせてでき上がり。
暑い日に火を使わずにできるメニューです。サバ、豆腐でしっかりたんぱく質を摂り、ごま、わかめ、生姜で抗酸化力が高まります。そばを合わせるとルチン、玄米ごはんを一緒に食べるとビタミンE でさらに抗酸化力が備わります。
レシピ監修
妊活性酸素から体を守る抗酸化力の高い食材を
私達の体は毎日口にする食事によって一つひとつの細胞が作り上げられます。だからこそ妊娠に向けた体づくりにおいて、老化の原因となる活性酸素から体を守る抗酸化力の高い食材が必要不可欠です。
まず抗酸化食材の目安はカラフルな色味。トマトのリコピン、なすに含まれるアントシアニンなど、さまざまな色の食材を取り入れることが抗酸化力を上げるポイントです。たんぱく質は豆類+肉、卵+魚など二種類を組み合わせ、昨日食べなかった食材を今日、お昼に食べなかった食材を夜にというように、なるべく多くの食材を食べることを意識しましょう。
活性酸素は体内で常に作られるもの。不摂生や紫外線も生成量を増加させます。だからこそ運動も食事も無理せず、ご自身の長く続けられる方法を見つけることが大切です。
夏の暑さで体力が消耗し、作るのも食べるのも億劫になりがちですが、調理法やスパイス、薬味を上手く使って夏野菜を美味しく食べましょう。