管理栄養士さんが毎号のテーマに沿って考案する、旬の食材を使った簡単で美味しいレシピを紹介していきます。体は食べたものからできています。食べ物から栄養をしっかり摂って、妊娠に近づくための健康な体をつくりましょう!
ビタミンACE の組み合わせで効率良く<いわしのカレー風味 フレッシュトマトソースがけ>
材料(2人分)
・いわし(3枚おろし)…4尾
・塩…小さじ1/3
・小麦粉…小さじ2
・カレー粉…大さじ1
~トマトソース~
・トマト…1/2 個(約100 g)
・きゅうり…1/4 本(約25 g)
・パプリカ(あれば黄色)…1/4 個
・赤玉ねぎ(なければ玉ねぎ)…10 g
・塩麹…小さじ1/2
・コショウ…少々
・オリーブオイル…小さじ1
・レモン汁…小さじ1
作り方
①トマトソースを作る。トマト、きゅうり、パプリカ、赤玉ねぎをそれぞれ粗みじんに刻み、赤玉ねぎは水に10 分さらしておく。
② ①と水気を切った赤玉ねぎに、塩麹、コショウ、オリーブオイル、レモン汁をあえておく。
③いわしに塩をふり10 分程度おき、出てきた水分をかるく拭いたあと、両面に小麦粉、カレー粉の順でまぶす。
④熱したフライパンにオリーブオイル(分量外)をひき、いわしの両面をこんがりと焼く。
⑤皿に盛り付けたいわしにトマトソースをかけ、でき上がり。
食欲が落ちぎみになる季節にはスパイスをきかせた一品を。トマト、パプリカなど目にも鮮やかなビタミンたっぷり野菜とオリーブオイルに含まれるビタミンE を一緒に摂ることで抗酸化作用の相乗効果が期待できます。また青魚に含まれるDHA は酸化されやすいため、抗酸化作用が期待できる食材と組み合わせました。
レシピ監修
妊活性酸素から体を守る抗酸化力の高い食材を
私達の体は毎日口にする食事によって一つひとつの細胞が作り上げられます。だからこそ妊娠に向けた体づくりにおいて、老化の原因となる活性酸素から体を守る抗酸化力の高い食材が必要不可欠です。
まず抗酸化食材の目安はカラフルな色味。トマトのリコピン、なすに含まれるアントシアニンなど、さまざまな色の食材を取り入れることが抗酸化力を上げるポイントです。たんぱく質は豆類+肉、卵+魚など二種類を組み合わせ、昨日食べなかった食材を今日、お昼に食べなかった食材を夜にというように、なるべく多くの食材を食べることを意識しましょう。
活性酸素は体内で常に作られるもの。不摂生や紫外線も生成量を増加させます。だからこそ運動も食事も無理せず、ご自身の長く続けられる方法を見つけることが大切です。
夏の暑さで体力が消耗し、作るのも食べるのも億劫になりがちですが、調理法やスパイス、薬味を上手く使って夏野菜を美味しく食べましょう。