かつおの二色ゴマ衣焼きJineko Cooking

管理栄養士さんが毎号のテーマに沿って考案する、旬の食材を使った簡単で美味しいレシピを紹介していきます。体は食べたものからできています。食べ物から栄養をしっかり摂って、妊娠に近づくための健康な体をつくりましょう!

貧血が気になる方に<かつおの二色ゴマ衣焼き>

材料(2人分)

・かつお( 刺身用)…約150 g
A 漬けダレ
・醤油麹…小さじ2
( なければ醤油、みりん、酒を
それぞれ小さじ1 で代用)
・おろし生姜…小さじ1
B ゴマ衣
・黒ゴマ…大さじ2
・白ゴマ…大さじ2
・片栗粉…大さじ1
・たまねぎ…1/2 個(約100 g)
・レモン…1/4 個
・ブロコッリースプラウト…10 g

作り方

①Aにかつおを漬け込み冷蔵庫で15 分ほど冷やす。

②たまねぎはスライスして水にさらしておく。レモンはくし形に切り、ブロッコリースプラウトは水で洗いザルにあげておく。

③Bを混ぜ合わせゴマ衣を作り、かつおにまぶし手で軽くおさえる。

④ フライパンにゴマ油(分量外)を熱してかつおをさっと焼き、水気を切ったたまねぎ、ブロッコリースプラウト、レモンと盛り合わせてでき上がり。

必須アミノ酸を含むかつおは血合いの部分には鉄分も豊富。レモン汁をかけることにより鉄分の吸収を助けるとともに、脂ののったこの時期のかつおをさっぱりと食べることができます。

レシピ監修 

仙台ソレイユ生殖医療センターひだまりキッチン 管理栄養士・栄養士・調理師からなるキッチンチーム。院内厨房で手作りする、玄米や麹・豆・季節野菜を多く取り入れた「体と心に優しく美味しいお料理とお菓子」、それぞれのお悩みに寄り添う栄養相談など、不妊治療を食からサポート。写真左から、調理師・後上朋葉さん、管理栄養士・相澤泰葉さん、栄養士・根本幸さん。

たんぱく質を毎日の食事でコツコツ摂りましょう

私たちの体の土台をつくる基本の栄養素であるたんぱく質。妊娠に必要なホルモンを作り出し、代謝を上げて、冷えにくい体づくりにも必要なことから、妊活中にも非常に重要な栄養素の一つです。

そんなたんぱく質ですが、常に体の中で消費されるので、毎日コツコツ食事から摂り入れることが大切です。なかでも赤身の肉、魚、貝類、卵、大豆製品はたんぱく質源でありながら、赤ちゃんを迎えるのに摂り入れたい栄養素の亜鉛や鉄分も含まれます。

たとえば、朝食に卵と納豆、昼食にお肉、夕食に魚、というようにさまざまなたんぱく源を3食で摂り入れましょう。

忙しい毎日の中でバランスのいい食事作りは大変です。何品も作る必要はないので、秋に美味しい根菜やきのこなどとたんぱく質を合わせた具だくさんの汁物と、新米で秋の味覚を堪能しましょう。

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