甘酒けんちん汁Jineko Cooking

管理栄養士さんが毎号のテーマに沿って考案する、旬の食材を使った簡単で美味しいレシピを紹介していきます。体は食べたものからできています。食べ物から栄養をしっかり摂って、妊娠に近づくための健康な体をつくりましょう!

玄米ご飯との組み合わせで無理なく作れる"一汁一菜"メニュー <甘酒けんちん汁>

材料(2人分)

・鶏もも肉…100 g
・豆腐…1/4 丁
・大根…50 g
・にんじん…50 g
・ごぼう…50 g
・里芋…中2 個
・こんにゃく…50 g
・油揚げ…1/2 枚
・干し椎茸…2 個(100㎖の湯でもどす)
・ねぎ…10㎝
・ごま油…大さじ1
・だし汁…500ml
・酒…大さじ2
・甘酒…大さじ3
・醤油…大さじ2

作り方

①ごぼうは小さめの乱切りにして水にさらしておく。鶏もも肉と豆腐、あく抜きしたこんにゃくは一口大に、大根、にんじん、里芋はいちょう切り、干し椎茸、油揚げ、ねぎは薄切りにする。

②鍋にごま油を熱し、鶏もも肉を炒める。鶏肉の色が変わったらこんにゃく、野菜、きのこを加え炒める。

③ 全体に油が回ったら、だし汁と干し椎茸のもどし汁、油揚げ、豆腐を入れて、具材が柔らかくなるまでコトコト煮る。

④酒、甘酒、醤油の順に加え、味が染みたらでき上がり。

肉、豆類の二種類のたんぱく質と旬の根菜をたっぷり入れたあったか具だくさん汁。甘酒は体を温めるほか、抗酸化作用も期待できます。市販のものを選ぶ際には「無塩・無糖」の米麹甘酒を。

レシピ監修 

仙台ソレイユ生殖医療センターひだまりキッチン 管理栄養士・栄養士・調理師からなるキッチンチーム。院内厨房で手作りする、玄米や麹・豆・季節野菜を多く取り入れた「体と心に優しく美味しいお料理とお菓子」、それぞれのお悩みに寄り添う栄養相談など、不妊治療を食からサポート。写真左から、調理師・後上朋葉さん、管理栄養士・相澤泰葉さん、栄養士・根本幸さん。

たんぱく質を毎日の食事でコツコツ摂りましょう

私たちの体の土台をつくる基本の栄養素であるたんぱく質。妊娠に必要なホルモンを作り出し、代謝を上げて、冷えにくい体づくりにも必要なことから、妊活中にも非常に重要な栄養素の一つです。

そんなたんぱく質ですが、常に体の中で消費されるので、毎日コツコツ食事から摂り入れることが大切です。なかでも赤身の肉、魚、貝類、卵、大豆製品はたんぱく質源でありながら、赤ちゃんを迎えるのに摂り入れたい栄養素の亜鉛や鉄分も含まれます。

たとえば、朝食に卵と納豆、昼食にお肉、夕食に魚、というようにさまざまなたんぱく源を3食で摂り入れましょう。

忙しい毎日の中でバランスのいい食事作りは大変です。何品も作る必要はないので、秋に美味しい根菜やきのこなどとたんぱく質を合わせた具だくさんの汁物と、新米で秋の味覚を堪能しましょう。

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